外構工事についてどうしたらいいでしょうか。

家を建てる場合、家本体の造りももちろん大変重要ですが、家本体以外にエクステリア、つまり外構の良しあしでも、その家全体のイメージががらりと変わってきます。
そこで外構をどんなデザインにするか、またどんな素材のものを使用するかで予算も大幅に違います。例えば家の周囲に巡らす塀やフェンスのカラーや高さはどのようにするかなどです。フェンスが低いと外から家の様子が丸見えで、プライバシーの問題に関わってくるし、かといってフェンスが高すぎるのも外から見ると高圧的で、まるで監獄のような印象を与えてしまい、イメージダウンにも繋がります。フェンス一つをとっても外構工事は容易ではないことがわかります。昔は木材を使ってフェンスとしていたことが多かったようですが、木材だと火事の危険性が高いし、防音効果もないし、外から何らかの衝撃を受けた時に壊れやすいから今では木材をフェンスとしている家はほとんど見られなくなりました。それでも昔ながらの古い家屋には木材で家の周囲を囲ったものも見られることがあります。素材や形にもよりますがフェンスの相場は幅2メートルで約5万円かかります。フェンスは家を守る重要な役割を果たしているので、高くてもやはりよい素材で、奇抜なデザインを避けて地味で無難なデザインにすることをおすすめします。来客者が一番最初に目にするのはフェンスなので、おかしなカラーでおかしなデザインのものだと家の持ち主の品格が疑われてしまいますから。

家の敷地内に駐車場も設置したいので、その駐車場を考える時も駐車スペースがアスファルトかコンクリートかで異なってきます。アスファルトなら1平方mが5000円ほど、コンクリートなら1平方メートルで1万円ほどと、通常はコンクリート敷きの値段が高いです。
門扉や門柱もその家の個性を示してくれる重要な役割を担います。インターフォンなどを組み合わせると工事に約30万かかります。しかしここの部分はデザインや素材、また大きさによっても随分値段が違ってきますから、工事に取りかかる前に十分検討しないといけないところです。門扉や門柱もできるだけシンプルに奇抜なデザインを避けた方がよいでしょう。おかしな門だと来客者が入りづらくなるばかりか、風水の事柄にも影響してきます。落ち着いてシンプルな門だと長く使えて、飽きがきません。
そのほかに一戸建てなら庭もつけるのもいいです。庭があり、そこに花や木を植えると外観的にもよいばかりでなく心が落ちつくし、子供の遊び場や庭でバーベキューをしたりすることもできます。また庭に椅子を持ってきて読書したり、日向ぼっこすることもできます。

外構工事の費用は外構をどのように設計するかで予算は異なりますが、例えば2000万円の家なら、外構工事の費用は約200万円と考えておいたほうがよさそうです。外構工事は信頼できる業者を選んで、何度もよく話し合いをしながら工事を進めていくことをお勧めします。